解説

全般的なこと

 神奈川県は学校数がかなり多いため,まず県内を9地区に分けて地区予選を行うのが基本になっています。次の表がその区域分けです。

地区地域(高校があるところのみ)
川崎川崎市全域2925
横浜北横浜市青葉,緑,都筑,港北,鶴見,神奈川の各区2633
横浜中横浜市旭,泉,瀬谷,西,保土ヶ谷,戸塚の各区2324
横浜南横浜市磯子,金沢,栄,港南,中の各区2427
横三横須賀市,逗子市,三浦市2122
湘南藤沢市,鎌倉市,茅ヶ崎市,寒川町2428
西相小田原市,平塚市,南足柄市,大井町,大磯町,二宮町,山北町,湯河原町,松田町,箱根町,開成町2021
北相東相模原市,城山町,津久井町1920
北相西厚木市,綾瀬市,海老名市,伊勢原市,秦野市,座間市,大和市,愛川町3032

 それぞれの地区からの代表数は,学校対抗がその地区の出場数の3分の1,個人が出場数の7分の1で端数は切り上げです。ただし最大8です。例えば20校参加した場合は7校が代表になります。


関東大会

 毎年6月第1週に行われる大会で,栃木,群馬,茨木,埼玉,東京,千葉,山梨,神奈川から代表が集まり, 2複1単の学校対抗のみで行われる大会です。試合の順番は複1・単・複2で,どの試合も同じ選手が 兼ねて出ることはできません。

 神奈川県からは男女それぞれ5校出場します。それぞれの地区から勝ち上がった学校によるトーナメントでベスト8までを決め,別の日(4/29)にトーナメントの続きから順位決定戦を行いますが,代表が5校ということで次のように少し独特の方法を採っています。

ベスト8以上の続き順位決定戦

  ベスト8以上の続き            順位決定戦

 普通のトーナメントなら5位になる学校は,1〜4の試合で負けた4校の中で勝った学校ということになりますが,たまたま戦力的には7位と8位の学校が最初に対戦し,同様に1位と2位,3位と4位の学校が最初に対戦すると,4位の学校は代表になれず,7位の学校が代表になってしまいます。

 これも時の運と片付けることもできますが,なるべく強い学校を代表にするという観点から運の作用を極力減らすためのものです。例えば,1の試合で勝っても,次の5で負け,11で負け,13で負けると6位になり代表にはなれません。

 こうすることによって,戦力的に7位,8位の学校が代表になることはなくなります。戦力的に1位〜5位の学校のうち4校が片側に集まってしまった場合(例えばABCDの位置)は6位の学校が代表になる可能性はありますが,県大会の組み合わせがフリー抽選ではなく戦力バランスを考慮に入れた組み合わせを行っているため,いわゆる番狂わせは起こりにくくなっているはずです。


高校総体

 いわゆるインターハイです。夏休み中(バドミントンは8月の初め)に行われる高校生最大のスポーツイベントといえるでしょう。

 学校対抗は,各都道府県から1校ずつ(北海道は北と南それぞれ1校)しか出場できない という 狭き門です。個人の単と複についてはそれぞれ2組です。

 学校対抗の試合形式は2複3単で,順序は複1・複2・単1・単2・単3です。単2と単3は複1と複2に出場した選手が 兼ねて出ることもできます。個人の単複は各校2組まで参加することができます。

 神奈川県代表の決め方は関東大会よりずっと単純です。学校対抗はとにかく優勝するしかないので単純な トーナメントです。個人もそれぞれの地区代表によるトーナメントで決勝に進出した選手が代表になります。

 学校対抗のトーナメントは単純と書きましたが地区ごとではなく,神奈川県全部の学校をまとめた組み合わせを 作ります。関東大会の後に行われるため,関東大会予選のベスト8に残った学校がシード校になります。 1位〜6位は順位が決まっていますが,第7シードと第8シードは基本的にくじで決まります。


新人大会

 1年生と2年生のみが出場できる大会で,試合形式は高校総体と同じく学校対抗は2複3単,個人は単複で行われます。 個人については3位決定戦を行います。


参加数と地区代表数に関する特例

 県内の強豪校と同じ地区の学校にとって,県大会に出場する権利を得ることは大変困難なことです。たとえば関東大会の常連になっているような学校が同じ地区にあると,残りの代表枠が事実上少なくなるという現象があるため,それを少しでも解消する方向での措置があります。

 試合のサイクルは基本的に新人大会から始まり,関東大会,高校総体の順で行われるので,それぞれ県大会のベスト4に 残った学校の地区は次の大会の代表数が増えます。個人の場合は,さらにその学校の参加数が増えます。

 例えばA地区のb高校が新人大会で3位になったとします。関東大会の県予選にA地区から出場できる枠が5校(上の「全般的なこと」で 説明した算出方法)の場合,出場できる学校数が増えて6校になります。2校がベスト4に残った場合はさらに1校増えることになります。

 個人の場合は新人大会と高校総体しかありませんので,例えば新人大会シングルスでC地区のd高校のe君が2位になったとします。 このとき,高校総体においてC地区からシングルスの代表数が6人のところ,7人が出場できることになり,1校から2人までしか 参加できないところが,d高校からは3人参加することができるようになります。

 最後に補足しておきます。関東大会予選でベスト4になっても,次の高校総体予選では,学校対抗の地区予選というものはなく 県全体でトーナメントを組むため代表が増えるということはありません。